まゆと江川邸

静岡県伊豆の国市韮山にある歴史の観光スポット江川邸の新人ガイドのブログです

伊豆石ってなぁに?

伊豆石ってなぁに?

伊豆石とは名前の通り、伊豆とその周辺で採れる石です。

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韮山反射炉でガイドをするようになってから、この石の素晴らしさを知り、まだ知らない人の為に…!と思い、今回はすごい伊豆石のお話です。

 


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伊豆石の特徴

加工しやすい!

その伊豆石の特徴は軽くて、加工しやすいことです。

文字では上手く伝わらないかと思いますので、ぜひ機会があったら伊豆石を触ってみて下さい。

そのときに他の石と一緒に触って比べるとよく分かりますが、伊豆石のほうが軽く、触った感じも刃が入りやすそうな印象をすぐに受けるかと思います。

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耐火性に優れているってどういうこと?

また伊豆石は耐火性にも優れています。

火に弱い石があることに意外と思うかもしれませんが、大理石は900度の温度で形が変形してしまうそうです。

その分、伊豆石は1000度以上の温度にも耐えられます。

 

なんで伊豆辺りでしか採れないの?

今は伊豆半島は本州にしっかりとくっついていますが、

伊豆半島はその昔、今よりはるか南にあり、それが動いて本州にくっつきました。

また、伊豆半島は火山の島でもありました。

つまり本州とは地質がちがいます。

伊豆石は火山灰の成分を多く含んでいるために、柔らかく加工しやすい、そして火山灰というわけで高温の火山から出てきたので、耐火性にも優れています。

伊豆独自の自然だからこそできた伊豆石のすごさに感動してしまいますね‼︎

 

伊豆石はすごい人気だった!

色んなものに使われていた

この伊豆石、軽くて、加工しやすく、耐火性に優れているということで、建築資材として使われます。

今は皇居になっている江戸城

この石室には伊豆石が使われています。

 

 

また下田市のペリーロードは、伊豆石の建物をみることができます。

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(下田市ペリーロード)

 

東京お台場の台砲跡や、玉川上水世界遺産韮山反射炉など、まだまだ書ききれないほど色んな有名な場所に伊豆石が使われていました!

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(東京お台場の台砲跡)

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(東京都玉川上水)

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(伊豆の国市 韮山反射炉)

 

こんなところに石切場

伊豆石が当時、どれだけ人気だったのかその証拠があります!

伊豆半島をブラブラしていると、こんなふうに不自然な岩を見たことがありませんか?

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実はこれ石切場の跡です。

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松崎町の室岩洞は有名な伊豆石の石切場の跡です。

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実は石切場伊豆半島内で大小合わせて約120ヶ所あったそうです。

なんと!民家や神社にも石切場の跡があり、どれだけ当時の人たちが伊豆石を欲しがっていたのか分かりますね。

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(伊豆の国市の湯谷神社。鳥居のすぐ隣りに石切場があります)

もし不自然な岩を見かけたら石切場の可能性が高いですよ!

触ることができるならば、触ってみると伊豆石独特のザラザラした感触で、さらに確認できるかと思います。

 

伊豆に独特な自然(地質)だからこそできた奇跡の石、伊豆石

明治に入ってから鉄道、さらに時代が進み高速船の登場により、残念ながら伊豆石の人気は静かになってしまいました。

しかし、伊豆石の歴史を知ったことにより、石切場を見つけやすくなり伊豆を歩くのが楽しくなるかと思います。

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ぜひ、こんなところにも石切場があったよ!なんて報告がありましたら、コメントを頂けるとうれしいです‼︎

 

 

 

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